当寺は永正元年(一五〇四)、天隠(てんいん) 玄鎖(げんさ) 大和尚(? ~一五二三)により開かれた。開基は越後新発田よりこの地に移った安中(あんなか) 出羽守 忠親(ただちか) 公(一四一三~一五〇六)。当地には新田氏時代よりお堂があったとも云う。当初は「桂昌院」と呼ばれていた。

本尊は釈迦牟尼仏、脇士には阿弥陀仏と弥勒菩薩となっている。現本堂は享和三年(一八〇三)に建立されている。間口八間、奥行き九間。伽藍は庫裡、山門、鐘楼堂よりなっている。古くは山門下に総門もあったという。

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