当山は霊長山清泰寺と称し曹洞宗に属し山梨県北杜市白州町花水に位置している。平安時代末(1127年)甲斐源氏の始祖新羅三郎義光の子、逸見冠者刑部三郎義清が開基となってこの地に天台宗の寺院を創立したのが始まりである。その後二百数十年法灯すこぶる盛んであったが応永年間(1390年代)に火災にあい寺門悉く焼失し衰退してしまったのである。しかし、室町時代末文明6年(1474年)雲鷹玄俊和尚により曹洞宗として再興され、以来五百数十年間に末寺十余ヶ寺を数え現在に法灯を伝えている。
清泰寺山門