●歴史 来鳳山成就院は天台宗として開創されるも、数世代にして衰退したと伝えられる。その後元享元年(1321年)頃、平出城主である平出玄蕃・重光公の開基により来峯妙霖禅師(鎌倉浄明寺住職)を請し、當山勅開開山となし、臨済宗として出発す。しかし5~6代にして又もや衰退、廃院となる。天文年間(1532~1550年)に至り雪庵法瑞禅師(日岐村正福寺住職)を請し、日岐城主(肥後守盛慶)を開基として成就院を復興し、曹洞宗永平寺派となり、現在に至る。