洞内の豪族洞内唯之進は、宮城県松島の瑞巌寺を臨済宗寺院として開山した法身性西禅師の高風を慕い、文永二年(1265)勧請して杉の沢(現茶屋)に法身禅師を迎えることで、東奥における最古の禅林、臨済宗池福山法蓮寺が誕生しました。(瑞巌寺について記述した『宮城県史12巻』によれば、当初の寺号は円福寺となっています)
 しかし、開創以来15~6代続いた由緒ある法蓮寺も星霜を経るにしたがい廃頽し、天文八年(1539)頃に一度廃寺となっています。
 承応元年(1652)、野辺地代官日戸五平衛直秀は、野辺  >続きを読む