当寺は、天平15年、高峰山山頂に承天和尚(東大寺三綱)が観音菩薩を安置し大通寺を開創したことに始まります。また、承天和尚は高峰山山麓に黒松を植樹しました。
康和元年(1099)、仏師慶禅作の不空羂索観世音菩薩を安置しました。
その後、鎌倉時代初期、後鳥羽院の勅願寺として高峰山山麓の現在地に移転したと伝えられています。承天和尚が植樹した黒松は、「むら雨の山路をすぎて笠置の名より高根の松ぞすすしき」の御製を賜り「笠置の松」と称されていました。
永享元年(1429)、月渓良掬禅師きたって曹洞宗寺  >続きを読む